横浜国立大学  未来情報通信医療社会基盤センター・センター長

かながわ医療機器レギュラトリーサイエンスセンター・センター長

                        河野隆二(教授)


先端医療機器を臨床現場へ、未来医療・社会イノベーション


ごあいさつ




京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略特区・国家戦略特区における中核事業の一つとして、平成26年度より、横浜国立大学が
神奈川県からの受託事業として「かながわ医療機器レギュラトリーサイエンスセンター」を
MM21、横浜駅東口の横浜三井ビルディング
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階に開設しました。平成26925日の開所式には、横浜国立大学鈴木学長、神奈川県黒岩知事の開設挨拶、来賓の横浜市立大学
田中理事長、医薬品医療機器総合機構(
PMDA)重藤理事、 情報通信研究機構(NICT)富田理事、フィンランド・オウル大学副学長
Olli Silvenのご祝辞を賜りました。

本センターの目的は、我が国の先端科学技術に基づく医療機器の研究開発、人材育成、医薬品医療機器等法(薬機法:Pharmaceutical
and Medical Device Act
)承認の支援、地域・産学官・医工・文理・国際連携による医療機器のグローバルビジネス、社会サービスを
レギュラトリーサイエンスに基づき推進することにあります。



























レギュラトリーサイエンス(Regulatory Science)とは、先端科学技術に基づく医療機器の有効性(Benefit)と危険性(Risk)を
従来の疫学・統計的な検証だけではなく、原因と結果の因果関係を解析し定量的に評価することにより、
Benefit Riskのバランスを、
残された不確実性
(Uncertainty)と共に明示し、利用者、製造者、医療実施者などの万人の合意の下に法制化に反映すると共に、その導入に
必要な経費(
Cost)も考慮した上で安全かつ効率的に臨床現場に導入し、グローバルビジネスとして安定した持続可能な社会サービスを
実現するための根幹となる概念、学問であります。

レギュラトリーサイエンスは、言うまでもなく、医療機器や医薬品に限らず、食品や化学マテリアルなどの有効性と危険性、原発や
防災システムなど多くの分野におけるリスク解析などに応用可能な学問であり、まさに、社会科学と自然科学の融合(文理融合)領域である
マルチディシプリナリな分野であります。

工学、環境情報、都市イノベーションなどの自然科学系部局と経済、経営、法学、教育人間学などの社会科学系部局で構成される
横浜国立大学が全学連携により取り組む横浜国立大学ならではの研究教育分野であります。

京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略特区・国家戦略特区に相応しい活動として、神奈川県、横浜市立大学、
医薬品医療機器総合機構(
PMDA)、情報通信研究機構(NICT)、フィンランド・オウル大学などの地域・官学・国際連携の支援の基に、
本センターは
30社以上の企業からなる産学官連携による「かながわ医療機器レギュラトリーサイエンスコンソーシアム」を主宰し、研究開発、
人材育成、薬機法承認支援、国際標準化、ビジネスコーディネーションを推進しております。

本事業活動に関心をお持ちの企業、大学、研究機関、個人の皆様に広く開かれたセンターであり、気楽にコンタクト頂きますと共に、
趣旨にご賛同いただける場合には是非、ご参加頂きたいと存じます。


                                          以上